ワシントン=高野遼、モスクワ=中川仁樹
米政府は3日、ウクライナがロシアを攻撃したと誤認させる、偽のプロパガンダ映像をロシア政府が作成するとの情報があり、侵攻の口実作りの恐れがあると発表した。ウクライナ情勢をめぐって、米政府はインテリジェンス情報を積極的に公開することで、ロシアへの牽制(けんせい)を強めている。
米国防総省によると、プロパガンダ映像はロシア領内またはロシア語話者に対してウクライナ軍が攻撃したと見せかけるもの。偽の爆発の映像には遺体や嘆く演技をする俳優、攻撃により破壊された現場などが映り込むという。
米CNNは政府高官の話として、映像には北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコからウクライナに提供された無人航空機が映る可能性があると報じた。ロシアがNATOの脅威にさらされる構図を描く狙いとみられる。
米政府は1月にも、親ロシア勢力が攻撃を受けたとの事実をでっち上げる「偽旗作戦」を実施するため、ロシアが工作員をウクライナ東部に準備配置したとの情報があると発表した。
また英外務省も1月、ロシア政府がウクライナ侵攻を計画すると同時に、同国で親ロシア政権の樹立を模索していることを示す情報があると発表。親ロシア政権の指導者に検討されている人物や、ロシアの情報機関が接触を保っている人物も名指しした。
異例にも映るインテリジェン…
米「ロシアが偽映像で侵攻の口実作る恐れ」 ウクライナ巡り情報戦 - 朝日新聞デジタル
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