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毛を作る器官の仕組み マウスの細胞解析で解明 理化学研究所|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp

毛を作り出す「毛包」と呼ばれる器官が形作られる仕組みについて、神戸市の理化学研究所のグループが、マウスの細胞を詳細に解析することで解明したと発表しました。
再生医療への活用が期待できるとして注目されています。

毛は、毛穴から奥に続く「毛包」と呼ばれる筒状の器官から作り出されますが、毛包が成長の過程でどのように形づくられるのか、詳しくは分かっていませんでした。
理化学研究所生命機能科学研究センターのグループは、特殊な顕微鏡を使ってマウスの毛包ができていく様子を細胞単位で撮影し、解析しました。
その結果、当初は、平らな皮膚の上に4種類の細胞が同心円状に並んでいますが、それぞれの種類の細胞が段階的に皮膚の奥に成長していくことで、まるで伸縮式の望遠鏡を伸ばすように筒状の毛包ができることが分かったということです。
さらに、この同心円の中の1種類の細胞が毛が生える際に重要な働きをする「毛包幹細胞」という特殊な細胞になることも初めて確認したということです。
研究グループの藤原裕展チームリーダーは「今回の成果で、iPS細胞などから毛包幹細胞を生み出したり、増やしたりする技術の発展につながる可能性がある。今後の再生医療の研究に活用できるのではないか」と話しています。
この成果は、国際的な科学雑誌「ネイチャー」の電子版に掲載されています。

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