突然ですが皆さんは、バスや列車での通勤・通学時やアポイントメント(約束)までの待ち時間など「すきま時間」にどんなことをして過ごしているでしょうか? スマートフォンを片手に「何もすることがないよ……」ということも案外あったりするものです。
そんな時、スマホにマンガアプリを入れておくと意外と「暇つぶし」にもなります。この記事では、基本的に無料で楽しめる、おすすめの少年マンガアプリを紹介します。
おことわり
今回紹介するマンガアプリは基本的に無料で楽しめますが、電子版雑誌や電子版単行本の購入・購読、先読み(新エピソードの先行閲覧)など、直接または間接的な有料部分が一部にあります。
有料課金は「Google Play」または「App Store」を使って行います(両ストアに対応するキャリア決済も使えます)。同じサービスでも、課金ルールの都合から両ストアで販売価格が異なる場合があります。
歴代ヒット作も充実! オリジナル作品も豊富な「少年ジャンプ+」
「少年ジャンプ+(プラス)」は集英社が手がけるマンガアプリです。その名の通り、「週刊少年ジャンプ」「ジャンプSQ.(スクエア)」を始めとするジャンプブランドのマンガ雑誌やコミックス(単行本)を購入して読んだり、マンガを1話単位で楽しんだりできます。週刊少年ジャンプについては、税込み月額980円の定期購読サービスも用意されています。
無料で楽しめるのは、少年ジャンプ+のオリジナル作品や新人マンガ家の作品を集めた「ジャンプルーキー」の作品が中心です。オリジナル作品については、単行本化されていないエピソードは完全無料、単行本化されたエピソードは初めて読む時のみ無料で読めます。後から作品を知ったとしても最新話まで追いつきやすいことがメリットです。
加えて、ジャンプブランドの雑誌に連載されている作品も一部を除き1話単位で楽しむことができます。「DRAGON BALL(ドラゴンボール)」や「銀魂」など一部の過去作品も1話単位で楽しめます。
1話単位での購読は「レンタル制」で、手持ちの「コイン」(1コイン=1円換算)を使って購入すると48時間読めます。作品単位で無料話数を一時的に増やすキャンペーンも随時行っているので、定期的にアプリをチェックすると新たなマンガとの出会いを増やせるはずです。
なお、コインには無料でもらえる「ボーナスコイン」と、有料で購入できる「コイン」の2種類があり、一部のコンテンツはボーナスコインでの閲覧(購入)に対応していないので注意しましょう。
オリジナル作品がメイン! 雑誌の作品も読める「マガポケ」
「マガポケ」は講談社が手がけるマンガアプリです。「週刊少年マガジン公式アプリ」という触れ込みの通り、週刊少年マガジンのアプリ版という位置付けですが、「月刊少年マガジン」「別冊少年マガジン」「月刊少年シリウス」の作品も一部楽しめます。週刊少年マガジンについては、電子版(※1)の定期購読(税込み月額840円)やポイントでの単品購入も可能です。
今回紹介する他の2つのアプリとは異なり、コミックスや週刊少年マガジン以外の雑誌をアプリ内で購入・閲覧する機能はありません。
(※1)週刊少年マガジンの「はじめの一歩」は配信されていません。加えて、週刊少年マガジンの電子版には一部コンテンツが収録されません
無料で楽しめるのは、アニメ化が決定した「イジらないで、長瀞さん」を始めとするマガポケのオリジナル作品が中心です。週刊少年マガジン、月刊少年マガジン、別冊少年マガジン、月刊少年シリウスの連載作品や、講談社およびグループ企業のマンガ雑誌に収録されている一部作品も1話単位で楽しめます。ただし、オリジナル作品と比べると、無料エピソードはゼロ(未設定)かあっても少なめです。
マガポケでは無料でマンガを楽しめる方法を2つ用意していて、作品やエピソードによって以下のいずれか、あるいは両方を用いています。
- 無料話:特に手続きすることなく無料で読める。ただし期間は不定
- チケット:行使すると「3日間(72時間)」のレンタル権を得られる
チケットには作品固有の「作品チケット」と、チケット対象のエピソードなら何にでも使える「プレミアムチケット」の2種類があります。作品チケットは、それぞれの作品で24時間当たり1回利用できます。「すぐに読めないじゃないか!」と思うかもしれませんが、数時間でチケットが回復するキャンペーンが時々開催されるので、それをうまく使うのも手です。プレミアムチケットはアプリ内イベントを通してゲットできます。
この他に、手持ちのポイント(1ポイント=1円相当)で購読することもできます。ポイント購読は「レンタル」ではなく「購入」となるため、1度購入すれば時間無制限で読めることが魅力です。
無料閲覧とポイント購読をどのような設定とするかは作品次第ですが、オリジナル作品は以下のような設定が主流のようです。
- 初期エピソード(3〜5話分):常に無料
- 単行本化済みエピソード(初期を除く):チケット閲覧またはポイント購読
- 単行本化未済エピソード:最新話手前の3〜5話は無料、それ以外はチケット閲覧またはポイント購読
- 最新話:ポイント購読のみ(事実上の「先読み」)
無料話はキャンペーンで一時的に追加される場合もあるので、定期的にチェックすることをおすすめします。
複数のマンガ雑誌の定期購読にも対応! 「サンデーうぇぶり」
「サンデーうぇぶり」は小学館がてがけるマンガアプリです。「週刊少年サンデー」「ゲッサン(月刊少年サンデー)」「月刊サンデーGX」の編集部が共同で運営しており、3誌に加えて「少年サンデーS」の電子版の単品購入や定期購読(※2)、コミックスの購入に対応していることが特徴です。複数の雑誌を定期購読できることは魅力です。
(※2)定期購読はコイン(後述)とは別に課金されます。税込み料金は以下の通りです。
・週刊少年サンデー:1カ月1080円/3カ月3200円/6カ月6400円
・少年サンデーS:3カ月1850円/6カ月3780円
・ゲッサン:3カ月1650円/6カ月3330円
・月刊サンデーGX:3カ月1700円/6カ月3400円
「名探偵コナン」「MAJOR」といった先述の4誌に連載中の作品を中心に、「タッチ」「H2」といった過去作品の一部も1話単位での配信を行っています。先に紹介した2つのアプリと同様にオリジナル作品にも注力しています。
1話単位での閲覧・購読方法は以下のいずれかを用意しています。
- 無料:完全に無料で読めるエピソード
- チケット:「3日間(72時間)」のレンタルで読める(無料)
- ポイント:「3日間(72時間)」のレンタルで読める(無料)
- コイン:「3日間(72時間)」のレンタルで読める(有料)
このように、基本は3日間のレンタル閲覧という形態で、時間無制限で読むにはアプリ内で「巻(コミックス)で購入」する必要があります。どちらかというと「無料で試しに見てもらって、気に入った作品のコミックスを買う」というアプローチを取っています。
レンタルに用いるチケット、ポイント、コインの違いは以下の通りです。
- チケット:作品ごとに付与され23時間に1回利用できる(利用から23時間後に自動付与)
- ポイント:イベントのプレゼント、タスク(広告視聴など)に対する報酬、またはコインのおまけとして入手→単話レンタル時に利用可能
- コイン:アプリストア内課金で購入→単話閲覧の他、コミックスの購入や雑誌の単品購入に利用可能
無料でないエピソードの単話レンタルは「チケット→ポイント→コイン」の順に優先適用されます。自分で任意の方法を選ぶことはできません。また、作品やエピソードによっては閲覧方法が「ポイントかコイン」「コインのみ」となる場合があります。
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September 05, 2020 at 03:10PM
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