国内
今が旬の夏野菜。
廃棄を迫られる生産者がいる一方、新たな行動に打って出る人もいる。
東京・世田谷区にあるスープカレー専門店「路地裏カリー侍.下北沢店」。
旬の夏野菜のカボチャやナス、ズッキーニなど、20種類以上の野菜がたっぷり入ったスープカレーが看板メニュー。
キレのある辛さが、夏の食欲を呼び覚ます。
スープカレーを注文したお客さん「野菜が大きくて、甘くて、すごいおいしいです。夏バテの解消になるかなと思って」
東京アラートが解除され、一夜明けた12日。
ランチ時、お店はお客さんでにぎわっていた。
路地裏カリー侍・板橋智也さん「きのうに比べて、だいぶお客さんもお並びいただいて、とてもありがたいです。できる限り、来れるお客さまには、夏野菜も使っていますので、今の時期のカレーを楽しんでもらいたい」
しかし、飲食店に希望の光が差してきた中、夏野菜がピンチを迎えている。
千葉・八街市の農園では、収穫されるはずの野菜が重機で廃棄されていた。
この日は、およそ800kgの野菜を廃棄。
背景には、コロナの影響があった。
旦千花農園・大槻真一郎社長「食べれておいしいんですけどね。お店とか動いてないんで、致し方ないですよね」
飲食店や学校給食で使われるはずだった野菜は、いまだ行き場が見つからず、半分以上、廃棄される日々が続いている。
ネット販売などに力を入れ、なんとか廃棄を防ごうとしているが、追いついていないという。
旦千花農園・大槻社長「収穫してあるズッキーニがいくつも並んでいます。今まさに旬ですね。めちゃめちゃおいしいです。半分以上は捨てちゃうと思います」
収穫を終え出荷を待つズッキーニも、買い手がつかないと廃棄に。
愛情込めて育てた野菜。胸が詰まる。
旦千花農園・大槻社長「切ないですし、忍びない。(廃棄は)やりたくないことですよね。区画の中で取っていただけるんだったら、勝手に来て勝手に持ってってくださいと」
一方で、この苦境を乗り越えようと、埼玉・深谷市では、農家が中心となって新たな行動に打って出た。
野菜の無料配布。
コロナの影響で契約を切られた新鮮な野菜を、週に一度、市内の飲食店に無料提供し、廃棄する量を減らしていた。
この日は、ビーツとケールなどを無料で配布。
収穫するだけでもお金がかかるが...。
力丸農園・力丸敦夫さん「困った時はお互いさまと思ったので。せっかく作ったので、捨てるんじゃなくて、それを飲食店の方に無料で提供して、飲食店さんの方にもそれを使って元気になってもらいたいという気持ちから始めました」
日ごろお世話になっている飲食店のため、生産者だからこそできる応援ができないかと考え、無料提供を始めたという。
そして、もう1つ。
力丸農園・力丸敦夫さん「無償提供することで、より新しいつながりがほしかったですし、これからその輪を大切にしながら、野菜中心に楽しんでいけたらと思っております」
無料提供で野菜を受け取った人「助かります」、「本当助かりますね。テイクアウトやっているので、日替わりとかで使ってもいいかな」
埼玉・深谷市の「ごはん亭 家蔵」では、無料提供で受け取った野菜が料理に彩りをもたらしていた。
日替わりパスタの上には、無料提供のケール。
サラダにも、無料のビーツをのせて色鮮やかに。
ごはん亭 家蔵・間宮勉店長「本当ありえないっていうか、助かっていますね。無償提供が金曜日なので、その日の夜と土日のお昼のランチタイムの日替わりにのせております」
コロナの影響がいまだ続くからこそ生まれた助け合いの心が、飲食店を救っていた。
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June 12, 2020 at 05:50PM
https://www.fnn.jp/articles/-/52163
ピンチの夏野菜を救え! 無料配布で新たな絆を - FNNプライムオンライン
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