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しゃぶしゃぶ食べ放題1泊500円・県民無料で古民家泊…観光地、復活かける - 読売新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大で低迷した観光消費を喚起しようと、全国の自治体は地域の実情に応じた「あの手この手」で割引事業を展開している。感染拡大防止のため、現状は住民が地元の宿泊施設を利用する「地産地消」の取り組みがほとんどだが、都道府県をまたぐ観光が19日から容認されるのを前に、観光客の囲い込みが早くも激しさを増している。

 想定上回る予約

 「ものすごい反響だ」。12日に約40日ぶりに営業を再開した「ホテル長崎」(長崎市)支配人の今井義謙よしのりさん(52)は声を弾ませた。

 長崎県民を対象に、今月限定でしゃぶしゃぶの食べ放題も楽しめる1人1泊500円のプラン(1組4人以上)を3日から売り出し、約290組分の予約枠が9日までに売り切れた。

 同県は主要産業の観光業が大きな打撃を受け、1~4月の県内の観光消費損失額(宿泊客分)を280億円と試算する。県は、政府が夏以降に予定する観光需要喚起策「Go To キャンペーン」までのつなぎとして、今月1日から県民限定で1人1泊5000円の補助を開始。7月末までの予約数を4万泊と想定していたが、8日午前時点で推計5万泊分に達した。ホテル長崎のプランも、この補助を活用したものだ。

 築約100年の日本家屋を活用した同県平戸市の宿泊施設「一棟貸し平戸こせら」は6、7月、県民の宿泊料を実質無料にする。通常は3人で1泊2万円前後だが、3人以上の利用を条件に1人5500円(3人で計1万6500円)に下げ、県の補助に加えて1人500円をキャッシュバックする。オーナーの大田圭一さん(44)は「夏休みに向け、反転攻勢の足がかりにしたい」と意気込んだ。

 同県は19日以降、補助対象を県外客にも広げる予定だ。

 「感染防止を徹底」

 大分県も1日から、県民向けに宿泊費を1人1泊5000円補助する。約1万人分のクーポンを準備したところ即日完売したという。

 全国有数の温泉地・同県別府市の「杉乃井ホテル」は12日、約50日ぶりに営業を再開。約650室ある客室の稼働率を5割以下に抑え、この日は約500人が宿泊した。露天風呂の利用人数を制限し、レストランの席数も減らしており、佐々木耕一総支配人(73)は「安心して利用してもらうため、まずは感染防止を徹底したい」と話す。

 今月5日から県民向けの宿泊割引キャンペーンを始めた群馬県では、7日までの3日間で伊香保温泉の人出は前週末より44%、草津温泉では21%増えたという。北海道は、道内旅行をする道民向けに宿泊費などを1人当たり最大1万円割引する「どうみん割」を7月1日から始める。北海道の観光客5520万人(2018年度)のうち83%は道民が占めるといい、鈴木直道知事は「道民の手で『観光立国・北海道』を盛り上げていきたい」と話した。

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June 15, 2020 at 01:06PM
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