気の合う男友達との関係は、女友達のそれとはまた違った楽しさがありますよね。でも、もしもその男友達と恋愛関係になるとしたら……?友達ではなく彼氏としてつきあいたいと思い始めている自分に気がついたら、そんな自分自身の気持ちに戸惑ってしまうことも多いでしょう。
本記事では、友達の関係から彼氏・彼女の関係へと発展するきっかけや、そのメリット・デメリットについて考えてみます。

男友達を異性として意識し始めるきっかけは?
ある日突然、男友達を異性として意識し始めるとすれば、それには何かしらのきっかけがあるはず。そうしたきっかけにはどういったものがあるのでしょうか。
ずっと一緒にいたいと思い始める
男友達なら、時々会って楽しく遊んでサラッと「じゃあまたね!」です。
そんな風ではなくもっと長い時間を、できればふたりきりで過ごしたい……。そう願う自分に気がついたなら、それはふたりの関係性の変換点といえるでしょう。
別れ際に「もっと一緒にいたい」と感じたり、毎日でも会いたいと思ったり。男友達を異性として意識し始めるきっかけの一つです。
ふとした場面でドキッとする瞬間
何かの拍子に手が触れ合ったり、思いもしなかった優しい言葉をかけられたり、いつもいかにも友達然としている彼がちょっとした場面でさりげなくリードしてくれたり。
ふとした瞬間にドキッとするのは、男友達という存在の中に異性を感じ取ったから。
もちろんそれっきりの場合もありますが、それ以降折々にドキドキするようになるとすれば、その最初のドキッが男友達を異性として意識し始めるきっかけだったといえます。
相手のアプローチで意識するように
男友達側からこれまでとは違う、自分を恋愛対象として見ているとわかるようなアプローチがあれば、イヤでも彼を異性として意識せざるを得ません。
問題は自分の側としてはそんなアプローチをどう感じるかの点です。自分自身の彼への愛情に気づかされるかもしれませんし、これまでとは違った彼の態度を迷惑に感じるかも……。
いずれにしても、男友達からのアプローチを受けているのが明らかなのであれば、それに対して何らかの回答を出す他ありません。
「友達から彼氏へ」のメリットとは?
恋愛関係がスタート地点のおつきあいと、友達の期間を経た上でのおつきあいはどう違うのでしょうか。友達から彼氏へと変わるケースのメリットを挙げてみましょう。
素の自分でいられる
友達同士だった短くない期間があったのですから、カッコ悪い部分を含めてお互いによく知っています。そんなふたりなのに今さらカッコつけても仕方ありませんよね。
素の自分のまま、リラックスした気持ちで寄り添い合える関係は、心地よいだけではなく自分に自信を持っていられる効果もあります。
お互いによき理解者となれる
長年の友達であればあるほど、長所も短所も知っている上でのおつきあいとなります。つまり、相手を丸ごと受け止めるというある意味理想的な関係を築けます。
相手がどう考えるか、何を喜び何を嫌がるかもよくわかっているふたりだから、単なる彼氏と彼女の関係性を超えて、お互いのこの上ない理解者となれるはずです。
「恋は盲目」の過大評価と無縁
つきあい始めのうちは相手の何もかもがステキに見えるけれど、しばらく経つと欠点ばかりが目につくようになるというのはよく聞く話。
友達としての期間が下敷きとしてあるから、お互いの短所をよく知っていて、相手を理想化してしまうこともありません。
ですから、友達発のふたりの場合、つきあい始めてしばらくした頃にお決まりの「ちょっとした幻滅」がまずないでしょう。
表面的な魅力ではなく、人間性に惹かれての恋愛関係
つきあい始めるに至る理由は、おしゃれでステキだなと思ったから、なんとなく勢いで……など、さまざまあるでしょう。
でも、友達がやがて彼氏となるケースでは、少なくとも一目惚れのような表面的なきっかけではあり得ません。
あくまで相手の内面に魅力を感じて恋愛関係がスタートしているわけですから、長くつきあっていく上で欠かせない「相手の人間性を尊敬する気持ち」という要件を既にクリアしていることになります。これはかなり強力なアドバンテージといえるでしょう。
「友達から彼氏へ」のデメリットとは?
何事もメリットがあればデメリットもあります。友達から彼氏へと変わるパターンのデメリットについても考えてみましょう。
温度差が生じるとギクシャク
友達の関係を卒業してつきあい始めるようになってから、双方が違和感なく恋人同士の気持ちになれれば問題ありませんが、どちらか一方がなかなか友達気分から切り替わらないケースももちろんあり得るでしょう。
そういった場合にギクシャクしてしまったり、恋愛感情の強い側がつらい思いをしたりする可能性があります。
友達の関係にない状態からいきなりおつきあいが始まるケースでは、両者の恋愛感情ありきなので、そうした問題は基本的に起こりませんから、これは「友達→彼氏」のパターン特有の悩みといえるでしょう。
でも、いろいろな原因からギクシャクするのが恋愛関係。冷静に考えてみれば、友達気分が切り替わらないのはそうした原因のうちの一つに過ぎません。友達関係から始まっているふたりだから特別に不利なわけではないといえるでしょう。
つきあい始めのドキドキ感が少ない
長年連れ添っている老夫婦なのに今なおお互いにときめきを覚えていて、いつまでもまるでつきあい始めたばかりのふたりのような例がないわけではありません。ですが、それはとてもステキな例外といってよいでしょう。
つきあい始めてから時間が経つにつれ最初の頃のドキドキ感が失われていくのが一般的。関係性というものは熟成していく性質ですから、これは決して悪いことではないものの、やはり少し寂しいような気持ちも……。
友達からの彼氏とのおつきあいでは、お互いよく知り合っている上で関係性がスライドするだけなので、つきあい始めの盛り上がりに欠けがちなのは避けられません。
とはいえ、これをデメリット捉えるかむしろメリットと捉えるべきかは自分次第。長く一緒にいればドキドキ感よりも安らぎ感が大切になってきますから、一緒にいてリラックスできる関係が最初から確定していることは大きな安心にもつながります。
別れることになった場合にダメージが大きくなる可能性
別れた後の気まずさは、友達関係からの恋愛関係に限りません。ただ、別れた後に友達の関係に戻れなかった場合、恋人と友達の両方を失うと考えるならばダメージが大きいといえるかもしれません。
友達ではなく恋人としてつきあいたいと感じたときに、そう願っている自分の気持ちにブレーキをかける大きな理由ともなっているのが、この「告白してダメだったら、今までの友達同士の関係まで失ってしまう」という恐れです。
友情から発展した恋愛だからステキな関係!

時として恋愛には思い込みや勢いも必要なもの。でも、男友達が彼氏になるケースでは、ふたりの間にもともとある「互いを尊重し合う気持ち」が前提としてあります。なんとなくリスキーなイメージを持たれがちな「友情→恋愛」のパターンですが、相手をよく理解した上でつきあえるのは長い目で見て間違いなく大きなメリットです。
男友達に対するこれまでとは違う自分の想いに気づいたら、怖がらずにその気持ちに正直に向き合ってみませんか?
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May 11, 2020 at 08:00PM
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