
新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立つ飲食店を支援するため、兵庫県の八幡営農組合と東播磨県民局などが、同県加古川市産の小麦を使った「加古川パスタ」を無料で届ける取り組みを始めた。持ち帰りや宅配を手掛ける県内の店舗が対象。提供先を地図で紹介する特設ウェブサイトも開設しており、登録すれば1店当たり15キロを贈る。(千葉翔大)
加古川パスタは、同市八幡町などで栽培されるパスタ向け小麦品種「セトデュール」を使用。同組合を中心に生産し、市内の製麺会社「オーマイ」の工場で加工する。歯ごたえのある食感と、しっかりした麦の香りが特長。
同組合が、飲食店の応援とともに特産品のPRにつなげるため、提供を発案。同県民局や加古川市とプロジェクトを立ち上げた。
1日には、同市加古川町北在家の「カフェギャザー41」に届けられ、オーナーの山口雅徳さん(68)は「コロナの影響で売り上げは坂道を転がるように落ちたが、テークアウトでおいしい加古川パスタを振る舞いたい」と話した。
先着40店。特設サイトに接続して申し込む。同組合TEL079・438・3950
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「加古川パスタ」無料で提供 飲食店支援へ取り組み - 神戸新聞
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