■2種類の「聞く」
誰だってちょっと考えたら、「聞く」には2種類の意味があるとわかりますよね。
単純に相手の話に耳を傾ける「聞く」と、質問する、つまり尋ねる「聞く」。
この2つが上手にできるようになれば、おそらく誰だって、恋愛上手になれると思います。
以前からいろんなところで言っていますが、恋愛と営業は似ています。何人もの営業職の人がそう言うので、きっとホントに似ているのだろうと思います。
「喋れない人であっても、営業職はつとまるし、喋れない人のほうが、もしかしたら営業成績がいいかもしれない」
こんなことが言われているそうです。
つまり、お客さんの前で喋りすぎる人(商品説明などをたくさんする人)は、営業成績が悪いんだそうです。
なぜか?
お客さんがなんらかの悩みがあって、ものを買おうとしているときに、まずその悩みを吐き出させてあげることで、営業マンは「そのお客さんにぴったりの商品」を探ります。
探ることができれば、その商品のことを中心に、お客さんに話をすればいいわけです。
でも喋りすぎる営業マンは、喋りすぎゆえ、お客さんのニーズを探ることができないから、「すべての商品」の説明をしちゃう、でも人ってふつう、自分に関係のない話は聞きたくないので、お客さんが話の途中で飽きてしまって帰っちゃう。
こういうことのようです。
ま、恋愛において「彼の話をちゃんと聞いてあげられる人は愛される」というのは、もう王道をゆくセオリーでしょうから、これ以上の解説は不要だろうと思います。
まず、彼の話に耳を傾けるとラブラブになれる、ということです。
■あなたに質問させないもの
質問するほうの「聞く」。
これは、「ちょっとこれを聞いたら、彼が気を悪くするかな」と思えることこそを先に聞く。
この能力を持っていない人のほうが、きっと多いと思います。
そういうことを聞くのがうまい人はたとえば、「ねえねえ、これを尋ねたら気を悪くするかもしれないけど、聞いてもいい?」と前置きをしたうえで、しれっと質問しちゃってたりしますよね。
彼にこれを尋ねると、彼は気を悪くするのではないか?という不安ゆえに、彼に質問できない項目が増えていくと、カップルでお互いに不信感がつのっていくと思います。
不信感って、誰もが知っているとおり、なんら生産性のあるものを生み出さないので、当然のように、不信感にまみれた恋はダメになっていきますよね。
「話を聞く」は、聞くように意識すれば、誰だってできるようになることだろうと思います。
質問するほうの「聞く」を支えている力は、おそらく彼に対するあなたの興味関心、つまり好奇心だろうと思います。
まったく興味のない相手に、なにか質問しようなんて、誰も思わないですよね。
彼に対する興味関心って、「人を好きになるにはどうすればいいのか」という、超壮大なテーマにつながる話です。
が、ごく簡単にまとめるなら、「なぜ彼はこんなことをしているのだろう」と疑問に思ったことを、そのまま彼に聞くといいと思います。
彼はなぜ、あなたに対して最近冷たいのか?とか、最近話題のセックスレスだと、彼は最近なぜわたしのことを抱いてくれないのか?とか、ちゃんと彼に尋ねるべきです。
100人いたら、100通りの答えが出てくるはずです。だから恋愛って楽しいのです。
逆説的に言えば、思い込みで恋愛しても、そううまくはいかない、ということです。(ひとみしょう/ライター)
(ハウコレ編集部)
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March 19, 2020 at 04:00PM
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「聞く」ができればたいていの恋はうまくいく(2020年3月19日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース
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