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コンビニ「700円くじ」が減って「1個買うと1個無料」が増えたワケ(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

 11月17日よりセブン-イレブンで行われているのは「ジョージアジャパンクラフトマン ブラック 500ml」または「ジョージアジャパンクラフトマン ラテ 500ml」をどちらか1本買うと「ジョージアロースタリー ブラック 280ml」がもらえるというキャンペーン。セブンでは先週(11月10~16日)も「カルピスソーダ贅沢ふじ」を買うと「濃いめのカルピス」が無料、という企画が行われていた。 「1個買うと1個無料」は他のコンビニでも実施されている。とくに先週は各社がキャンペーンを行っていて、 【ファミリーマート】 ・日清の対象カップヌードルを1個買うとファミリーマートコレクションのカップラーメン「旨み芳醇函館塩orこく旨博多豚骨」が無料 ・「じゃがりこ明太チーズもんじゃ味 Lサイズ」を買うと「同サラダ Lサイズ」が無料 【ローソン】 ・ナチュラルローソンのチョコ2種類を買うと「エーザイチョコラBBライト」が無料 【ミニストップ】 ・「伊右衛門 特茶orジャスミン」を買うと「伊右衛門プラス おいしい糖質対策」が無料 【ポプラ】 ・「あったまる十六茶orバンホーテンココア」 を買うと「ほっとレモン 480mlorほっとカルピス 300ml」が無料  といった状況だった(※いずれも現在は終了)。

700円くじの代わりに…

 各社が力を入れる「1個買うと1個無料」キャンペーンだが、その一方、これまで頻繁に行われてきた「700円くじ」はあまり見かけなくなった。700円分の商品を買うと箱からくじを一枚引くことができ、当たるとランダムで商品をもらえたキャンペーンである。酒類も当選品に含まれるコースと、一般商品のみのコース、2つのくじ箱が用意されていたことをご記憶の方も多いだろう。  実は「1個買うと1個無料」キャンペーンは、700円くじの代わりとして積極的に導入されつつあるのだという。解説してくれるのは、流通アナリストの渡辺広明氏だ。 「もともと700円くじは、コンビニオーナーからあまり歓迎される企画とはいえませんでした。混雑時でも700円以上の商品を買ったお客様にはくじを引いてもらわなければなりませんし、当たれば商品を売り場から持って来なくてはならない。オペレーションの点から負担が大きかったのです。  だから限られた一部のお店では、あらかじめ『当たり』のクジを抜いてしまうところや、逆に『当たり』だけにしてキャンペーン初日にくじを終わりにしてしまうところもあったようです。一方、メーカーにとってはありがたいキャンペーンでした。当たりくじの商品にすれば、お店は仕入れてくれるわけですからね」  コンビニ店舗がメーカー各社の商品を仕入れるか否か、コンビ二本部からの“推奨”はあるものの、最終的な判断は、オーナーにゆだねられる。これを新商品展開率といい、その割合は「徹底力のあるセブンで9割、ファミマ、ローソンなら5~6割」(業界誌記者)だという。仮に本部が定める700円くじの景品になれば、商品の展開率は10割になる、というわけだ。 「しかし、それを問題視する意見もあります。昨今、コンビニ本部と加盟店の問題が取り沙汰されているのはご存じの通りですが、この9月に公正取引委員会が発表した実態調査によると、回答した加盟店のうち、51・1%が『本部からの指示で意に反して商品を仕入れた』、47・5%が『必要以上の数量を仕入れるよう強要された』と答えています。こうした実状を鑑みると、展開率を10割にするべく売れ筋ではない商品も景品にする『700円くじ』は、仕入れ強制になりかねません。だから今後は続けにくいキャンペーンとなっているのです。  一方『1個買うと1個無料』のキャンペーンも景品を用意しなくてはならない点は同じですが、キャンペーンの対象となるのは基本2種類、多くても4種類ほどの商品。700円くじに比べればかなり少なく、仕入れの負担は軽減されます」(渡辺氏)  ただし700円くじが完全に姿を消したわけではない。ファミマでは11月上旬まで「秋くじ」が実施されていたし、ローソンも同様に「鬼滅の刃くじ」(10月~11月)「欅坂46・日向坂46くじ」(7~8月)が行われてはいた。だが、これまで年に2~3回のくじを行ってきた最大手のセブンでは、昨年10月を最後にキャンペーンを行っていない。やはり「700円くじ」は大幅に減っていると言えるだろう。  また、ファミマとローソンにしても、直近の700円くじは「客が指定した番号のくじを店員が代わりに引く」(ファミマ)、「レシート記載のQRコードを基にスマホやLINEをつかって引く」(ローソン)と、それぞれ形を変えている。抽選箱に手を入れてくじを引く従来のやり方はとられなくなっているのだ。 「これはコロナ対策です。店員と客はある程度仕方がないとはいえ、客同士の接触は極力減らすことが求められます。その点でも『1個買うと1個無料』は、レシートに応募券がプリントされる仕組みになっていますから、一定の“ディスタンス”は確保できるわけです」(渡辺氏)  公取とコロナ、ふたつの世相から増えている「1個買うと1個無料」。だが、こんなデメリットもある。

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November 18, 2020 at 03:58AM
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