8日にあった日進絆子ども食堂のフードパントリー。29日も8カ所の子ども食堂で食品を配る=日進市で |
新型コロナウイルスの感染拡大で「子ども食堂」の休止が相次ぐ中、七十四の運営団体でつくる「あいち子ども食堂ネットワーク」は二十九日、食品を無料で配る「フードパントリー」を県内八カ所で一斉に開く。臨時休校で給食がなくなり負担が増えた子育て世帯を直接支援し、子どもたちの食を守る。
「これもおいしいよ。持っていって」。ネットワークに参加する日進市の日進絆子ども食堂は八日、一足早くパントリーを実施した。野菜やジュースをひとり親や子ども連れの家族に手渡した。受け取った東郷町のパート女性(36)は「三人子どもがいて食費もかかるので助かる」とほっとした表情。団体代表の山崎正信さんは「苦渋の選択で休止する所も多いが、長期休みこそ支援が大切」と話す。
二月の政府による休校要請後、集団での接触を避けるため子ども食堂の休止が広がった。NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京)によると、全国三千七百カ所(昨年六月時点)のうち八割ほどが休止したとみられる。
県内でも、自治体の自粛要請や会場となる公共施設の休館で多くの団体が休止した。ネットワーク担当者は「休校で食費が膨らみ、昼食も作り置きするなど生活が苦しい家庭の負担はさらに増えた」とみる。それでも、「今こそ応援したい」と弁当の配布を計画する団体もあるなど、工夫を凝らす動きが出始めている。
ネットワークは今回、食品を短時間で渡すだけで濃厚接触を避けられ、子育て世帯や困窮家庭に直接的な支援もできるパントリーに注目した。企業や団体、個人から寄付が集まり、カレーなどのレトルト食品やインスタントご飯、米、菓子や飲み物などを県内八つの子ども食堂で配る。
事務局長の伊藤正巳さんは「室内で食事を提供するのは難しいが、今の状況でできることをしたい。子どもたちの笑顔のためにこれからも継続する」と話す。
実施するのは、名古屋市内のマンナ子ども食堂(西区)、ほんわか食堂(南区)、ちくさこども食堂(千種区)、みずほみんなの食堂(瑞穂区)、わいわい子ども食堂(北区)、あじまわいわい子ども食堂(同)に加え、おいでん家(岡崎市)、日進絆子ども食堂(日進市)。時間は各団体のフェイスブックなどで紹介している。
(横井武昭、伊勢村優樹)
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March 28, 2020 at 03:06AM
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子ども食堂ネット、食品を無料配布 29日、県内8カ所で - 中日新聞
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