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台風復興ボランティア、宿泊無料で支援 小布施に「信州ベース」 - 中日新聞

「信州ベース」で被災地でのボランティア活動を振り返る須磨さん(中)ら=小布施町で

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 昨年十月の台風19号災害で被災した長野市でボランティアに取り組む大学生らのために、北九州市立大四年の須磨航さん(21)が、小布施町の古民家を借り、無料宿泊できる「信州ベース」の運営を始めた。須磨さんは「被災地を支援する大学生同士の交流拠点となり、継続的なボランティア活動につながれば」と願っている。

 信州ベースは須磨さんを含む大学生約十人が運営に携わる。中心メンバーは二〇一七年の九州北部豪雨で須磨さんと被災地を支援した大学生だ。赤い羽根共同募金や日本財団の助成を受け、今月上旬から運営。最大二十人を受け入れ、希望者には被災地の泥のかき出しや泥で汚れた写真の洗浄、子どもの学習支援のボランティアをあっせんする。

 須磨さんが被災地のボランティアに参加するようになったのは、九州北部豪雨がきっかけ。地元の大学がボランティアの学生のために用意した宿泊場所に寝泊まりし、毎晩、ボランティアや防災について議論を交わした。「同世代のボランティア同士、同じ思いを共有し熱く語り合えた」。忘れがたい経験になり、その後の熊本地震や西日本豪雨の被災地でもボランティアに参加した。

 長野市では昨年十月下旬からボランティアを始めた。社会福祉士を目指しているため、深夜から早朝まで国家試験の勉強をしながら、日中に被災した家屋から泥を撤去する作業などを手伝った。

 ただ、「個々の学生は頑張っているけど、大学同士のつながりはあまりなさそうだ」とも感じた。学生が気軽に集まれる場所があれば「自分のようにボランティア経験を語り合う仲間をつくり、また被災地を支援しようと思えるのでは」との思いで交流拠点を探し、小布施町の古民家管理者から協力を得た。

 北九州市には卒業論文のために週に一回戻り、就職活動で実家のある福井県若狭町にも足を運ぶ。忙しい日々を送りながらも、「出会った被災者の今の様子を知りたくてどうしても戻ってきてしまう」と被災地の支援を続ける。

 小布施町の古民家は三月まで借り、大学院生や大学の教職員も利用できる。「被災地で同世代がボランティア経験を共有できる場所。遠慮なく訪れてほしい」

 (城石愛麻)

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